2025年6月号|トナリノ広報部マガジン【活動報告&コラム】

メールマガジンリニューアルのお知らせ/今月のコラム/4-5月の活動報告
トナリノ広報部 2025.06.04
誰でも

こんにちは。企業のステークホルダー・コミュニケーション領域の仕事を担う「書き手」のためのクローズド・コミュニティ、トナリノ広報部です。

運営チームより、今月の「トナリノ広報部マガジン」をお届けします。

📝目次

【1】お知らせ:メールマガジンをリニューアルしました
【2】今月のコラム「コミュニケーションはそんなに簡単じゃねぇ」
【3】4-5月のコミュニティ活動報告

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【1】お知らせ:メールマガジンをリニューアルしました

トナリノ広報部はこれまで、毎月メールマガジンで活動報告をお届けしていました。このたびプラットフォームをtheLetterに移して、内容もリニューアルすることにいたしました! 

引き続きみなさまに活動内容をご報告していくのに加え、日々の仕事やコミュニティメンバーのみなさんとコミュニケーションをとる中で気づいたこと、感じている課題とその解決策(模索中のことも含む)、実際の取り組み事例やTIPSなど、さまざまなトピックをシェアしていきます。

ニュースレターを読んでくださっているみなさまと一緒に、ステークホルダー・コミュニケーション領域の「書く」仕事について、考えを深める場にできたらうれしく思います。

【2】コラム:「コミュニケーションはそんなに簡単じゃねぇ」

トナリノ広報部の大島です。このマガジンを通じて、最近考えていることなどを細々とつづっていこうと思います。みなさんはどう感じたか、コメント欄にてぜひご意見をいただけるとうれしいです。

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今回は突然ですが、思い出話を少し。

私は幼い頃から、人とのコミュニケーションがものすごく下手くそでした。特に会話が苦手で、けっこうな歳になるまで、誰かと2人きりになることがすごく不安でした。

でも、だからこそ、こうやって10年以上も言葉を扱う仕事を続けてこられたのだろう、と思っています。「コミュニケーションはそんなに簡単じゃねぇ」と、自身の体験から痛感しているから。

人と人とは、そんなに簡単にわかりあえない。言いたいことは正確になんて伝わらない。努力して100積み重ねてようやく、そのうちの10が届くか届かないか。適当な発信は、誰にも届くわけがない。

おそらく、前提にそんな意識があるから、「じゃあどうしたらちょっとでも伝わりやすくなるか」を根本から考えられるのだろう、と。

コミュニティ内「おすすめ本リスト」の傾向

そんな私の経験から、トナリノ広報部の「おすすめ本リスト」(コミュニティ内で限定公開中)には、ライティングや広報のノウハウよりも、コミュニケーションに関する本が並んでいます。以下はその一部。

タイトルだけでもなんとなく、傾向を掴んでいただけるのではないかと思います。

そして最近読んでここに新たに追加しようと思っている本が、細谷功さんと佐渡島庸平さんの対談集『言葉のズレと共感幻想』です。

「人は言葉を過信している」

本書ではさまざまなトピックについて対談が行われているのですが、前半の第1章〜第3章で「言葉(コミュニケーション)のズレ」について触れられています。

佐渡島庸平:編集専科という講座を運営していたんですが、どうも講義が通じきらない。それで、言葉の定義が違っているんじゃないかと思って、「編集と企画」という二つの言葉でダブリングをやってみました。そうすると、受講者同士もそうなんですけど、講師のあいだでも「編集」と「企画」それぞれの言葉の定義が違うし、イメージする関係性も違っていましたね。

細谷功:言葉は抽象化の産物なので、人によって定義が違いますよね。それがコミュニケーションギャップの一因になっているわけです。
第1章「言葉」という砂上の楼閣 より

ここで出てくる「ダブリング」とは、細谷さんが考案した思考の可視化ツールのこと。今度、コミュニティメンバーとこのツールを使ってワークショップをやってみたいな、と思ったり。

「編集」「広報」「PR」「ライティング」あたりの言葉も、定義が広くてコミュニケーションエラーが起きやすいんですよね。だからクライアントをはじめ、周囲の人への説明が難しいケースが多い気がしています。

「言葉は人間の最強のツールであり、かつ最大の弱点」「人は言葉を過信している」など、書き手として、コミュニケーションを生業とする身として、“言葉”というものについて改めて考えるきっかけになる要素が詰まっている一冊です。ぜひ、手に取ってみてください。

【3】コミュニティ活動報告(4-5月)

公開したコンテンツをまとめてご紹介します。

📻 Podcast「トナリノ広報部ラジオ」

💬 その他の活動 

・引き続き、1対1で話せる「オンラインお茶会」と、「辛口原稿添削」を、コミュニティメンバーのみなさんに活用いただいています。

🗒 編集後記

運営チームの瀬戸です。昇降式デスクを買って、めちゃくちゃ仕事のやる気が出ています。わたしの身長だと、椅子も机も「こんなに!?」と思うぐらい低いほうが、適切なようでした。日本のオフィスチェアメーカー各社に、小さめサイズを出してほしい……!

それでは、また来月!

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